2007年6月30日土曜日

椎茸

シイタケ(椎茸)とは、キシメジ科シイタケ属の食用きのこ。学名はLentinula edodes(Berk.) Pegler。日本、中国、韓国などで食用に栽培されるほか、東南アジアの高山帯やニュージーランドにも分布する。日本では食卓に上る機会も多く、最もポピュラーなきのこの一つである。
かつてはマツオウジ属Lentinusに入れられていたが、菌糸構成などの違いから分離された。なお、種小名edodesを「江戸です」から採ったとする説があるが、バークリー(w:en:Miles Joseph Berkeley)による1878年の原記載論文には学名の由来は記されていない。ギリシア語で「食用となる」という意味の語はεδωδιμοςであり、ラテン文字に置き換えるとedodimosとなるため、これに由来すると考えられている。なお、江戸にちなんで命名された学名ではyedoと表記される例(ソメイヨシノ)がある。本菌の原記載論文はチャレンジャー号探検において1875年に日本で採集された標本に基づく。

特徴                                                          クヌギやシイ、ナラ、クリなどの枯れ木に生える。短い円柱形の柄の先に、かさを開く。枯れ木の側面に出ることも多く、その場合には柄は大きく曲がる。かさの表面は茶褐色で綿毛状の鱗片があり、裏面は白色。
なお、よく似た条件で発生し、やや姿が似たものにツキヨタケがあるが、これは有毒である。これをシイタケと間違えて食べて中毒になる例が多い。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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